ごはんを炊くことが、
だいたいいつもおっくうである。
特段料理も好きではないけれど、
ごはんを炊くのは、料理をするときより
気分が上がらない。
(別に料理も気分は上がらない)
どうしてなんだろうと思ったけれど、
おそらくわたしは何かを
「測る」ことにたいして、
引っかかっているのだとひらめいた。
わたしはよほどのことがない限り、
料理の味付けで計量をしない。
目分量というものを母に教わってから、
それに倣ってきた。
(だから味が薄いということはよくある。
でも、薄かったら濃くすればいい!)
あとは、料理だったらすぐに目に見えて
成果があらわれてくるけれど、
ごはんを炊くのは、何分か待つ必要がある。
(鍋で炊く場合は例外)
実に地味な作業である。
ざっくりできて、
すぐ成果が出る方が好みなのだ。
そういうことの方が少ないですね、
世の中。